Raspberry Pieを直訳するとキイチゴのパイ...ジ⚪︎リに出てきそうな料理だ...
Raspberry Piとは電子工作界隈で人気を博している基盤で、
- ちいさい
- なのにHDMIが映像出力になっている
- ARMコアが乗ってる
- SDカードをディスクドライブとして使用する
- LANとかBluetoothなど通信モジュールが豊富
人気なんだけど全然触ってこなくて、まぁものすごく出遅れていたが
触る機会ができたので、動かし方をまとめてみることにした。
ちなみに対象はRaspberry Pi 3 Model B。Bってなんだ。
構成
Raspberry Piにはいろいろなコネクタが付いている。
※裏にはMicroSDカードスロットがある。
- LANコネクタ
- USBコネクタ ×4
- 拡張コネクタ
- ディスプレイコネクタ
- 電源供給用MicroUSBコネクタ
- HDMIコネクタ
- カメラコネクタ
- オーディオピンジャック
- MicroSDカードスロット
基盤上をみるとBROADCOMのSoCなんかが確認できる。
ディスプレイコネクタにはモニタではなく、液晶モジュールなんかを接続する。(モニタはHDMIで接続可能)
カメラコネクタには別売のRaspberry Pi用カメラの接続ができる。赤外線カメラなんかもあるらしい。
目標
今回はOSをインストールするところまで。
このために必要なものはホストPCとRaspberry Pi本体以外では
- MicroSDカード
- マイクロUSBのケーブル
- USBマウス
- USBキーボード
- HDMIケーブルとHDMI出力可能なディスプレイ
が必要。
MicroSDカードは基本的には8GB以上あればいい。
後日に説明するが、バックアップを取る時にカード容量と同じバックアップファイルができる為、カードが大きすぎると不便。
正直8GBも使い切らないと思うので、8GBを選択した。
OSインストール
OSは通常のOSと同様にドライブのフォーマット→OSインストールという手順を踏む。
フォーマット
Raspberry PiはSDカードがディスクドライブとなるので、これをフォーマットする。
ここからフォーマッタをダウンロードしてフォーマットする。
Win/Macがあるよ。
インストール
いろいろなOSをインストールできるが、今回は一般的なRaspbianをインストールする。
ただ、NOOBSというインストーラがあるので、今回はこれを使う。
NOOBS ダウンロードページ
同じページにNOOBSとNOOBS LITEがあるが、LITEの方はOSデータが含まれておらず、インストール時にダウンロードしてインストールする。
後ほど説明するが、NOOBSとNOOBS LITEはSDカードにインストールして、Raspberry Piにセットして起動するとOSがインストールされる仕組みなので、LITEの場合はRaspberry PiをLANに接続する必要がある。
まぁ組み込みOSなんて大した容量じゃないだろ・・・と思ってたら、NOOBSのファイルサイズはなんと1GB!。
バイナリを残しときたいので、今回はNOOBSの方のzipをDL。
ダウンロードしたら、zipを解凍。そのまま
解凍された内容を全てSDカードにコピーする。
(SDカードのルートにbootcode.binなどが置いてある状態になるはず)
これで準備はOK。
このSDカードを基盤の裏側のMicroSDスロットに入れる。
USBキーボードとUSBマウスをUSBコネクタに挿す。
HDMIケーブルをHDMIコネクタに挿して、ディスプレイとつなぐ。
最後に、MicroUSBを電源コネクタに挿すと、Raspberry Piが起動する!
インストール画面が表示されるので、OSを選択する。あ、下の方で言語/キーボード選択もできるよ。
日本語でインストールしたら再起動時に文字化けしたので英語にした。日本語化もできるらしいけど、とりあえずは英語で。
Raspbianのみリストに表示されたので、これにチェックして、画面上部のInstallを押す。確認ダイアログに同意したらインストールが始まる。
15分ほどでインストールは終わった。
終了後の確認ダイアログをクリックすると、Raspberry Piが自動的に再起動する。
再起動後はLinux特有の起動スクリプトのログ画面が表示され、
その後にデスクトップが表示された!
すっげぇ楽...!
あとはDebian系のLinuxなので、どうとでもできる。
apt系も動くし、問題ない。
ついでなので、更新や初期設定もしてしまおう。
更新
OSアップデートとファームウェアのアップデートをしておこう。
コマンドラインを入力するターミナルはタスクバーのアイコンから起動する。
OSアップデート
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
ファームウェアのアップデート
$ sudo rpi-update
パスワード設定
最初はpiというユーザでパスワードはかかってないし、rootパスワードもかかってない。
組み込みで使うのならいらないかもだけど、ユーザ設定をしておいたほうがセキュア。
パスワード設定が必要なら、下記を参考にして設定する。
rootパスワードの設定
$ sudo passwd root
piパスワードの設定
$ sudo passwd pi
今回はOSインストール+αまでを行なった。
これだけでもマイクロサーバとして使用できる。
次回は開発できるような環境をつくる予定。
追記
※ちなみにWifiはデフォルトでONになっている。
ただ、はじめにインストールを行った基盤は全く無線デバイスを認識してくれなかった。
いろいろ試したが無線をONにできず、途方にくれたが、
ふと、もう一台買って試したところ、そっちでは何もせずにONになった。
初期不良って怖いね...結構あることらしいので、ご注意を。
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