iOSでは、ある程度はiTunesのバックアップでデータまで引き継ぎできるので、まーこれでいいか、となるが、Androidではどうなのか?
アプリデータバックアップに関しては
- バックアップアプリを使用する。
- Android Backup Serviceに対応するよう実装する。
- 独自にサーバとクライアントモジュールを実装する。
(公開アプリ前提なので、Root化が必要な方法は除外)
1に関しては、「Helium」が有名。
このアプリはPCと接続して使用する必要があり、PC側のHeliumアプリと連携してバックアップを取る。
簡単な方法だけど、PCと接続する際に接続モードの設定なんかをする必要があるので、ユーザにこれを行ってもらうのはちょっと酷。
キャリア推奨のバックアップはアプリデータまで保存できない場合が多い・・・
2は、Android 2.2からOS標準で実装されているバックアップ機構。
端末の「設定→バックアップとリセット」から、バックアップの設定が可能。
お、これいいじゃん、と思って設定した後に、対象アプリのデータ保存→アンインストール→再インストールと行ってみたら...
全然復元されない!
調べたらこれ、アプリ側が対応した実装が必要とのこと。
3に関しては工数が結構膨大。これができれば苦労がないわけで...
ということで、消去法で2を実装することを選択。
Android Backup Serviceに関しては、また別のエントリで。
※ちなみにAndroid 6.0からはAuto Backupを設定できる。
アプリごとのバックアップ領域が25MBのサイズ制限はあるが、アプリデータをクラウドにフル・バックアップできるという仕様。